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1話：寒に帷子 土用に布子

桃月学園の１年C組にやってきた新しい先生は、11歳でMassachusetts Institute of Technologyを卒業した天才ちびっこ先生ことレベッカ・宮本（通称ベッキー）だった。

2話：紅は園生に植えても隠れなし

ベッキーが桃月学園にやってきて数日。C組にも慣れ、教壇に立つ姿もすっかり偉そうに…板についてきたかに見えた。しかし、ベッキーは、未だに生徒たちの本名をちゃんと覚えていなかった。

3話：病む身より見る目

今朝はベッキーが遅刻していたため、C組の面々はいつも以上にダラダラとしていた。ただ、姫子だけがハイテンションで騒ぎまくっていた。そんな中、玲がアホ毛を思いっきり引っぱった。すると…!?

4話：晴天をほめるには日没を待て

突然ベッキーから、明日テストをすると告げられたC組。すると、いつも感情の読めない一条さんが、都を誘って勉強会をしようと言い出した。都は断るが、流れに逆らえずに勉強会を開くことに。

5話：用に叶えば宝なり

今日は１年生全員参加のキャンプ教室。B組では早乙女先生ただひとりがハイテンションではしゃぎまくり、A組では相変わらず二日酔いの五十嵐先生を桃瀬修が介抱をし、一方、C組はというと…!?

6話：藪をつついて蛇を出す

鼻歌など歌い廊下を行くベッキー。その手には「宮本研究室」と書かれたプレートを持っていた。校長から研究室に使う部屋をもらってうれしいらしい。研究室と聞いた姫子は、意味不明な妄想を…!?

7話：吉凶は人によりて日によらず

本格的に暑い夏がやってきた。強い日差しの中、C組の連中は水着姿でプール掃除をさせられていた。ベッキーがジャンケンで負けてしまったために、C組だけでやることになったのだ。

8話：熊に山椒 鯉に胡椒

１年D組の新感覚癒し系魔法少女ベホイミは悩んでいた。魔法少女の衣装を着て人助けを続けているのに今ひとつ注目されていなかった。落ち込むあまりベホイミはウサギ小屋にこもろうとするが…!?

9話：八歳の翁 百歳の童

大学時代の恩師である教授から遺跡調査の依頼がきたベッキーは、沖之毒島に向かっていた。探検隊気分でジュースを飲みながらくつろいでいると、上空に現れたヘリから誰かが飛び降りてきた。

10話：名馬に癖あり

新学期が始まり、C組では自由研究の発表が行われていた。くるみは地味な朝顔の成長記録、一条さんは空き缶で作った謎の工作、６号は縁日で買ったカラーひよこの観察日記などなど。

11話：人間万事塞翁が馬

放課後、６号さんは真剣な表情で机に向かっていた。ベッキーが声をかけると、姫子の代りにクロスワードを解いているという。さらに机の上にはくるみや玲、一条さんに頼まれた買い物の品々が…!?

12話：人に高下なし 心に高下あり

６号から「宮本先生は将来の夢ってあるんですか？」と尋ねられ、自分自身の夢について考える。ところが天才少女ゆえ、ベッキーには一般人が憧れるような夢がなかったのだった。

13話：悪の報いは針の尖

ある日、ベッキーが補習を始めようとした瞬間、突然轟く爆発音。校庭にはバズーカ砲を担いだ牛、忍者の格好をした女、そして雲をつくような大男が。全日本番長連合が、ベッキーに挑戦しにきた。

14話：石を抱いて淵に入る

しばらく学食が閉まるため、お姉ちゃんが作ってくれたお弁当を持参したベッキーはご機嫌。BLTサンドを期待してランチボックスを開けると、素のブロッコリー(B)とレモン(L)とターキー(T)だった…!?

15話：堅忍不抜

ベッキーたちはピンチに陥っていた。C組全員の乗っているバスが、今まさに崖っぷちから落ちようとしていたのだ。車体の半分が宙に浮かび、ちょっとでも動けば海へまっ逆さまに落ちてしまう。

16話：微かなるより顕かなるはなし

ある日の放課後。ベッキーとC組のメンバーは、宮本研究室で生徒会諜報部の綿貫から報告を受けていた。一条さんの行動が明らかにいつもと様子が違うことに、ベッキーが調査を依頼していたのだ。

17話：天道は親なし

今日は学園祭。C組は喫茶店を開いていた。しかも、ユニフォームはアキバ方面を中心に流行のメイド服。そもそも材料費が安くすむという玲の提案で、とりあえず喫茶店に決めたのが始まりだった。

18話：果報は寝て待て

ある日の夕暮れ。公園の滑り台でメソウサは夕日を見ながら、１日が平和に終る幸せを噛みしめていた。そこに、疫病神見習いの妙子と名乗る少女が、「不幸になってください」と頼み込んできて…!?

19話：芸が身の仇

ジジイ先生の強烈なボケが炸裂するD組のHR。突然乱入してきたのは、いつになく神妙な面持ちのベッキーだ。C組の生徒たちが未知のウイルスに感染して緊急入院、学級閉鎖してしまったという。

20話：君子危うきに近よらず

平和な桃月学園の朝。C組では、姫子と玲の日常風景が展開されていた。「…お腹空いてきちゃってサ～」と言う姫子。中華屋でバイトしている玲からカニチャーハンの臭いがしていたらしい。

21話：鬼に衣

今日も繰り広げられる演劇部のロボ子(中身は芹沢)と映研のドジラ(中身は来栖)の戦い。今度こそ決着を付けんと息巻く両者だが、突然乱入してきたのはD組のベホイミとメディア、B組の鈴音と乙女。

22話：槿花一日の栄

「突撃！ となりのホームルーム」という深夜番組の取材がきた。D組に乱入したTVスタッフだが、最初に見たものは死神(中身は芹沢)に取り憑かれたジジイの姿。ビビったレポーターが帰ってしまう。

23話：弱り目に祟り目

寒い季節、教室内でガタガタ震えるくるみの寒がりようは尋常ではない。「なんとかしてよ、ベキえも～ん」と無茶を言うくるみに、ベッキーはポケットから使い捨てカイロを出してやり過ごすが…!?

24話：死して屍拾う者なし

時は桃月３年の春、江戸の民衆は苦しんでいた。若干10歳で勘定奉行に登用された宮本べき衛門(ベッキー)が、１回泣くごとに100円を納めるべし、という理不尽な「はうはう税」を定めたのだ。

25話：危急存亡の秋

桃月学園に降りかかる不幸の数々に、猛吹雪。その原因である巨大彗星が近づきつつある地球…。状況を打開すべく、校長は桃月学園の地下に眠る秘密兵器・巨大ロボット「ぱにぽにX」をC組に託す。

26話：一寸先は闇

地球の危機も去り、平和が訪れたかに思えたが、真冬ながら38度の猛暑に襲われる桃月町。そんな中、姫子は浴衣を借りてきて、涼しい気分を演出しようとドライアイスを水槽に入れてみるが…!?