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1話：運命を変えた月曜日

アメリカ東部の片田舎にあるジョン・グリア孤児院に、ジュディ・アボットという少女が暮らしていた。生まれてすぐ両親に捨てられた彼女は、外の世界に憧れながら14年間、ここで過ごしてきたのだ。

2話：ひとりぼっちの旅立ち

ジュディは、ユニークな反省文の内容を匿名の運営委員であるジョン・スミス氏に認められたため、彼の援助でリンカーン記念女子学園へ入学することになった。

3話：憧れのリンカーン記念女子学園

孤児院の仲間に見送られ、寮に到着したジュディは、ルームメイトのサリーとジュリアに出会う。学園では、新入生の入寮を記念して、パーティーが開かれることになっていた。

4話：てんやわんやの入学式

孤児院から出てきたばかりのジュディには、学園で見聞きするものすべてが新鮮に感じられるのだった。そしてジュディは、入学式の日には、後見人のあしながおじさんに会えるだろうと、期待に胸を膨らませていた。

5話：お部屋の素敵な飾り方

ある日、スミス氏の秘書・グリグスから彼女宛てに手紙が届いた。中にはジュディの毎月のお小遣いとして、35ドルの小切手が同封されていた。ジュディは生まれて初めて自由に使えるお金を得る。

6話：嘘つきは嫌いですか?

ジュディはハーマン教授から、今まで読んだこともない本や著者の名前を質問されて、すっかり恥をかいてしまう。しかしその後、サリーに図書館へ案内されたジュディは、夢中で本を読み続ける。

7話：金貨の上手な使いみち

リンカーン記念女子学園にクリスマス休暇が近づいていた。サリーやジュリアは実家に戻る予定だが、ジュディにはこの寮以外に、居場所はない。ジュディの生い立ちを不審に感じていたジュリアは…

8話：屑篭に捨てられた手紙

ジュディは、自分の詩が校内誌に掲載された喜びを伝えようと、スミス氏に本と手紙を送る。しかしスミス氏からの返信は来なかった。わかっていたことだったが、ジュディは気落ちしてしまう。

9話：ジュリアの叔父様は変り者?

ジュディは、急に学園を訪ねると言いだしたジュリアの叔父・ジャーヴィスを出迎えることになった。約束の時間になっても一向に現れる様子がないジャーヴィスを待ち疲れたジュディが、芝生でうたた寝をしていると…

10話：裏切ってごめんなさい

ジャーヴィスと知り合えたよろこびをスミス氏への手紙にもつづり、すっかり舞い上がったジュディ。しかし調子に乗り、勉強がおろそかになったジュディは、学年末の試験で落第点をとってしまう。

11話：おもいがけない人の名

ジュディは夏休み中、ロックウィロー農園で過ごすことになった。慣れない生活に戸惑うジュディだが、農園での仕事を積極的に手伝っているうちに、持ち主のセンプル夫妻にも気に入られる。

12話：奇妙な偶然

ジュディが、ジャーヴィスと知り合いだったと聞かされたセンプル夫妻は、前にも増してジュディと打ち解けるようになる。夫妻は、幼いジャーヴィスがこの農園で暮らしていた頃のことなどについて話してくれた。

13話：サリーの勇気ある挑戦

２年生に進級したジュディたちの新学期が始まった。ジュリアは大学への進学を目標に、本格的な勉強にとりかかる。ジュディも、自分なりの新しい目標を見つけようと迷っていた。

14話：初めての小説が盗作?

ジュディは学園の懸賞小説へ応募するための作品を書いた。しかし、これを批評したハーマン教授は、ジュディの作品は盗作だと指摘する。ショックのあまり、一度は小説を書くことをあきらめるジュディだったが…

15話：ホットドッグと壁の花

学園で、創立記念パーティーが開かれる。その日はダンスパーティーも行われるため、パートナーの招待に大わらわ。当日ジュディは、サリーから彼女の兄のジミーという青年を紹介してもらう。

16話：クォーターバックからの贈り物

学園のパーティーでジミーと再会して以来、すっかり落ち着かない様子のジュリア。ジミーが大学のフットボール選手だと知ったジュリアは、フットボールの勉強を始めることに。

17話：打ちあけられない心

孤児という境遇を隠すジュディは、そのために親切な友だちの好意さえ素直に受け入れられないことを悩んでいた。そんな時ジャーヴィスは、ジュディとサリー、ジュリアをピクニックに誘った。

18話：感謝祭への招待状

ある日ジュディたちは、孤児院の子供たちが町で聖歌を歌い、寄付を募っている姿を見かける。感動したサリーは、感謝祭の日に手供たちを学園へ招待しようと考え、孤児院の先生と計画を立てる。

19話：友よ、ともに歌わん

ジュディは、ランバート先生と面会する。ジュディは自分が孤児として体験した事を思い出しつつ、子供たちがお金持ちの虚栄心を満足させるために、寄付を募っているのではと問いかける。

20話：年上の同級生

ジュディたちのクラスに、レオノラという学生が編入してきた。ジュディは、レオノラから自分の詩を批判されたため彼女に反発していたが、レオノラの詩の才能はすばらしく、次第に彼女のことを尊敬するようになる。

21話：美しさとかなしみと

突然倒れてしまったレオノラ。彼女の病気は休学中に完治したのではなかった。レオノラは、転地療養の予定が決まるわずかな期間だけでもと、復学していたのだった。

22話：窓に降る雪

レオノラは父が詩の朗読会に来てくれると知り、その日を心待ちにしていた。ところがレオノラの父は、造船所で起きた火事の対応に追われ、約束を果たせなくなってしまう。

23話：それぞれのクリスマス

ジュディたちはジミーから誘いを受けて、クリスマスパーティーに招待される。ジュディとサリーは手編みの手袋と帽子を用意し、ジミーへ贈ることにする。ジュリアもジミーにマフラーを作る。

24話：お気に召すまま

授業でシェイクスピアの戯曲を勉強して以来、ジュディとサリー、ジュリアは、演劇に興味を持つようになった。あるときハーマン教授は、教壇でハムレットの一節を演じているジュディたちを見かける。

25話：ふるさと・ニューヨーク

ニューヨークまでシェイクスピアの舞台を見に来たジュディたち。スラムを訪れたジュディは、幼い頃に捨てられていたベイスンアベニューへ向かい、そこでマーゴットという女性と知り合う。

26話：明日に架ける橋

ジュリアとサリーは、大学受験に向けて本格的な準備を始める。二人の様子を見たジュディも、進路を考えるようになった。ジュディは奨学金による進学方法を知り、希望を見出した思いだった。

27話：家庭教師は楽じゃない

ジュディがパターソン家で始めた家庭教師の仕事は、想像以上に大変なものだった。最初は、教え子のカレンとシンディも、両親の愛情に恵まれない寂しさから心を閉ざしていたが、次第に打ち解けてくれるのだった。

28話：無慈悲な命令

２年生の夏休みが近づき、ジュディたちは、ジミーと一緒にマクブライド家の別荘へ遊びに行く計画を立てる。ジュディは、マクブライド家の人たちと過ごす許可を貰うため、スミス氏に手紙を送る。

29話：思い出がいっぱい

夏休みになり、ロックウィロー農園ヘ向かうジュディ。途中、学園を訪ねてくれたサディと再会する。ジョン・グリア孤児院で一緒だったサディも卒業し、就職先の紡績工場に行くところだった。

30話：夏の日の恋

農園で休暇を過ごすジュディは、出版杜へ送るための小説を書き続けていた。そんな時、ジャーヴィスが、突然農園へ立ち寄ると知らせてきた。ジャーヴィスとの再会を喜ぶジュディ。

31話：花ざかりの娘たち

新学期が始まり、ジュディたちも最上級生の３年生になった。そんなある日、サリーは、ジミーの友人のボブから映画に誘われる。当日、ジミーがボブに同行すると知ったジュリアは、自分も映画を観たいと言い出す。

32話：黄昏の駅で

ハーマン教授の推薦により、ジュディは奨学金で勉強できることになった。そのうれしさをスミス氏に伝えるジュディ。しかしスミス氏の秘書・グリグスからの手紙には、奨学金を辞退するようにと書かれていた。

33話：すれちがう想い

ジュディが奨学金を受けることについて、スミス氏と同様に反対するジャーヴィス。ジャーヴィスと約束した日曜、ジュディは彼とは会わず、プリンストン大学のパーティーに出席する。

34話：この胸のときめきを

ジャーヴィスとのすれ違いが続き、彼とのわだかまりを解くことができないジュディ。ジャーヴィスに嫌われていると思ったジュディは、心の中で彼に別れを告げ、再び自分ひとりで生きていこうと決心する。

35話：孤独な青春

ジュディの17歳の誕生日が近づいていた。ジャーヴィスとの誤解が解けてジュディはいつもの明るさを取り戻し、サリーもまた、ボブと楽しく付きあっているようだった。

36話：今を生きるために

見ず知らずの男性と結婚させられそうになり悲しむジュリア。その見合いの当日、ジュリアはジミーに別れを告げる。ジミーから事情を聞いたジュディは、彼と一緒にジュリアの行方を探す。

37話：聖夜（イブ）のさようなら

ジュディとサリーはジュリアの招待で、社交パーティーに参加することになった。上流階級の人たちの集まりに気おくれするジュディだったが、ジャーヴィスも会場に来ると聞き、出席する決心がつく。

38話：悲しいプロポーズ

ジュディはジュリアの母親から、孤児の境遇を明かさない代わりにジャーヴィスと別れるよう告げられる。寮に戻ったジュディは、ジャーヴィスと付きあうなど、最初から無理だったのだと悲しむ。

39話：過去からの卒業

卒業式。ジュディは最優秀卒業生に選ばれ、答辞を読むことに。病気のジャーヴィスへの想いを伝えるかのように答辞を読みあげる。そして、自分が孤児であることを会場の人々に告白する。

40話：はじめましておじさま

ジュディは、グリグスから後見人のジョン・スミス氏が急に倒れたと聞かされ、スミス氏の屋敷へと向かう。ところがその途中、グリグスの車は渋滞に巻き込まれ、身動きが取れなくなってしまう。