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第1話：気が付けば異世界

ある日、筋金入りのオタクである加納慎一はファンタジー世界・神聖エルダント帝国に連れてこられ、彼の身の回りの世話をするというメイドのミュセル・フォアランや、身辺警護を務める自衛官・古賀沼美埜里と出会う。

第2話：萌えるお世話係

神聖エルダント帝国皇帝、ペトラルカ・アン・エルダント三世への謁見を済ませ、総合エンタメ商社「アミュテック」の活動許可を得た慎一。具体的な指示を的場に問うが、「われわれにもよくわからない」と返される。

第3話：汝の名は侵略者

慎一が異世界に来てから1カ月。屋敷での勉強会だけでは手狭なため、オタク文化を伝える学校の建設が進んでいた。一見順調に進んでいるかに見えたアミュテックの活動だが、学校の完成日に不穏な影が迫っていた。

第4話：ケモノなスパイ

テロリスト発生事件で負傷したミュセルは一命を取り留め、開校日を迎えた。しかし、慎一の心にはテロの首謀者・アレッシオの言葉が引っかかっており、日々「自分は侵略者なのだろうか」と自問自答していた。

第5話：やっぱり異世界

エルビアの才能を見抜き、アミュテックのお抱え絵師として雇うことに成功した慎一。学校ではエルダントの子供たちの吸収力の早さに驚きつつ、得意分野である美少女ゲームについて熱弁を振るい、喜びを感じていた。

第6話：サッカー…サッカー？

学校での種族間問題を解消したい慎一は、日本からの物資の中にサッカーボールを見つけ、スポーツを通じて親睦を深めようとひらめき、「全力を尽くした末の、なかなかやるな、お前もな」的な熱い展開を期待する。

第7話：メイド イン ジャパン

慎一がオーダーしたアニメのBlu-rayやDVDを日本政府が買い間違えるケースが続発。慎一はしびれを切らし、必要な教材を自分で回収するため日本への一時帰国を決めたが、こっそりミュセルがついてきてしまった。

第8話：皇帝陛下の憂鬱

皇帝としての仕事に追われて忙しいペトラルカは、結界を張って引きこもってしまう。側近のガリウスが「われわれは陛下に背負わせ過ぎてしまった」と語ったのは、ペトラルカが背負う皇帝という立場の重さだった。

第9話：水着の黙示録

有給休暇がたまった美埜里のためにガリウスが手配してくれた御料所で、慎一は水着の女子に囲まれていた。そこには美しい湖があるらしい。一方、ペトラルカはザハールに頼んだ「例のもの」を心待ちにしていた。

第10話：魔法少女ペトラルカ

自衛隊が活動報告用に親善サッカーを録画していたものが流出したため、顔面蒼白になる的場。すでに日本ではインターネット上で一部のマニアが装備や部隊章を手掛かりに、部隊の特定に動いているらしい。

第11話：深く静かに陰謀せよ

日本政府が持ち込んだオタク文化が浸透し、自らライトノベルを書く生徒も現れ始めていた。慎一は「需要と供給のバランスが崩れてしまっている。もっと多くの作品を仕入れてほしい」と的場に依頼する。

第12話：侵略者を撃て！

エルダント内でのオタク文化の自給自足を提案した慎一に対し、日本政府はついに暗殺を仕掛ける決断を下した。しかし、エルダント側の護衛によって暗殺は失敗に終わり、平和な日常が戻ってきた。