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1話：「きちゃった…」

エリート魔術師養成学校・葵学園に通う式森和樹は、成績、運動、魔法回数、全てが平凡以下の落ちこぼれ生徒であった。そんな女の子にも見向きもされない彼の前に、3人の美少女が現れて「遺伝子」を奪おうとする。

2話：「ふっちゃった…」

夕菜、玖里子、凜の遺伝子争奪戦は、担任の伊庭かおりの提案により、クラス全員を巻き込んだ形に発展し、繰り広げられる。和樹は、激化していく状況にうれしさを覚えながらも複雑な気持ちで逃げ惑う。

3話：「でちゃった…」

和樹の部屋に同居しようとする夕菜。頭を悩ませる和樹の前に、住んでいた洋館を風椿不動産に追い出された幽霊少女・エリザベートが引っ越してくる。和樹らは彼女の洋館を取り戻すため、玖里子のもとに向かう。

4話：「みちゃった…」

伝説の召喚獣・ベヒーモスに襲われるという悪夢を和樹は毎晩見る。夕菜の助言によって保健教諭の紅尉晴明に相談を持ちかけることにした。すると、それは予知夢であり、近々夢と同じ体験をすると言われる。

5話：「できちゃった…」

真夜中、奇怪な物音が彩雲寮に鳴り響いた。不審に思った和樹が、夕菜と寮内を探索すると、調理室の前にいる玖里子と出くわす。気味の悪い物音の正体は、神城凜が料理をしていた音だと判明する。

6話：「ばれちゃった…」

寮の電話で話をしている和樹を見かける夕菜たちは、次の日曜日に和樹の両親がやってくることを知った。すると3人は、両親に妻として認めてもらうために、それぞれの最良のおもてなしを企てていた。

7話：「あっちゃった…」

葵学園文化祭・葵祭まで後4日と迫った。和樹は、幼馴染み・山瀬千早から和樹のB組と千早のF組とで芝居をやりたいと相談を持ちかけられる。B組一同はF組を目の敵にしているが担任・伊庭かおりのひと言で一変する。

8話：「やっちゃった…」

魔法の回数が減り、和樹は体力が衰弱していく。そんななか、彼は仲丸からネックレスを盗もうとした少年と鉢合わせした。仲丸から少年を守ろうとして、和樹は魔法を使おうとしたが倒れてしまう。

9話：「つかっちゃった…」

玖里子の情報によって、夕菜たちは「魔力が回復する温泉」を突き止めた。早速和樹を連れていこうとするが、玖里子は自分と和樹の2人だけで行くという。和樹は温泉で玖里子から猛アタックされる。

10話：「のびちゃった…」

和樹の魔法回数を増やそうとして、さまざまな手段を講じる夕菜たち。夕菜の精力増強料理、凜のスパルタ特訓、そして玖里子の赤面療法などが繰り出される。そんななか、夕菜は魔法回数を増やす勾玉の情報を得て…。

11話：「あけちゃった…」

使える魔法があと3回になった和樹。そんななか、夕菜は海外にいる父親から「魔法が増えちゃうかもしれない薬」を送ってもらう。しかし、送られて来た瓶は空っぽだった。瓶のふたを開けた夕菜に異変が生じる。

12話：「きえちゃった…」

体調が優れない夕菜。それでも必死になって、和樹の魔法を増やす方法を探す。そんななか、和樹は紅尉先生からショッキングなことを聞かされる。夕菜は魔法能力を消耗する病原菌に感染していたのだ。

13話：「もどっちゃった…」

とうとう魔法を使い切ってしまった和樹。そんな彼に信じられない現象が起こり、葵学園は上を下への大騒動となる。それまで以上に和樹に思いを寄せる夕菜を横目に、凜と玖里子も以前とは異なった反応を見せる。

14話：「はまっちゃった…」

執拗に追いかけてくる紫乃に、和樹は大いに悩まされる。また、強引に迫られ、紫乃と密着している和樹を見た夕菜は、激しい嫉妬の炎を燃やす。一方、玖里子と凜は、謎のベールに包まれた紫乃の正体を探ろうとする。

15話：「のぼっちゃった…」

和樹と夕菜は、授業教材である「月下美人」を紅尉先生に頼まれて保健室に戻しにいく。だが、和樹は思うように物を持てず、バランスを崩してベッドで休んでいた凜に抱きついてしまう。彼は凜に対するお詫びとして…。

16話：「のぞいちゃった…」

最近、玖里子が忙しい。生徒会の仕事やエリザベートを放り出していなくなることを不審に思った和樹らはエリザベートに案内され、彼女を探す。すると、おしゃれな格好をした玖里子が誰かと待ち合わせをしていた。

17話：「きめちゃった…」

ある日、2年B組はショックに包まれる。それは和樹以上に世界最強の魔術師の遺伝子を持つのが、仲丸由記彦であることが発覚したからだ。和樹はそれを知ると自分の存在意義に疑問を抱き、教室を後にする。

18話：「しかけちゃった…どすえ」

葵学園の修学旅行は、2日目を迎えた。和樹と夕菜は自由見学でコースを回っていた。すると、1人で見学していた杜崎沙弓と出会う。私利私欲に走るB組の面々とは別に、予定コースを回る3人だったが…。

19話：「かえっちゃった…どすえ」

和樹は修学旅行先で転校していった山瀬千早と出会う。突然のことに夕菜は嫉妬モード全開。一方の千早はマイペースだ。バトル騒動に駆けつけた玖里子と凜が居合わせると、彼女ら4人の身に異変が起きる。

20話：「とどけちゃった…」

心地の良い朝、少し人間に近づいた和樹は管理人の尋崎華怜と話をしていた。そこへやってきた夕菜は嫉妬モード全開で暴れた上にお弁当を玄関に置き忘れる。華怜はこのことに気づき、お弁当を届けに葵学園に赴く。

21話：「てらされちゃった…」

京都での一件で、玖里子は和樹を人間に戻す方法がわかった。自分の中にある和樹の灰を戻すべく試行錯誤を繰り返していた彼女だが、一向に解決策を見いだせない。そこで玖里子はある賭けに出るのであった。

22話：「まもっちゃった…」

凜は衝撃の事実を紫乃から伝えられ、ひとりで苦悩していた。そんななか、最後の灰を戻そうと和樹とデートを勧められた凜。灰を戻すべきかどうか、迷いが断ち切れないまま彼女はデートに赴くのであった。

23話：「みられちゃった…」

凜の灰が戻った直後、和樹は倒れてしまった。まだ完全に灰が戻り切っていないことがはっきりしたが、このままの状態が続けば完全に消滅してしまう。最後の灰を探そうと夕菜らは和樹を訪ねてきた訪問者と共に…。

24話：「おわっちゃった…」

和樹の最後の灰を持つ者は2人いたのだ。ひとりは過去の思い出を大切にする者、もうひとりは新しい思い出を築こうとする者。和樹が人間に戻る時、記憶全部が失われる事実の前に両者の思いが反発し合う。