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1話：反転衝動

志貴は「モノの壊れやすい線」が見えた。親戚の家で暮らしていた彼は、父の死を機に実家に戻ることになるが、引っ越し当日、体調を崩して学校を早退。帰宅途中、街で肌の白い1人の女性に目を奪われてしまう。

2話：黒い獣

志貴の前に現れたアルクェイドという女性は吸血鬼だった。この街で多発する猟奇殺人事件は他の吸血鬼の仕業であり、それを滅ぼしにきたと言う。そして、志貴によって体をバラバラにされた彼女は彼に助けを求める。

3話：直死の魔眼

アルクェイドの部屋で目覚めた志貴は、昨夜身を潜めていたホテルで多数の行方不明者が出たというニュースを見た。残されていたのは大量の血痕と獣の毛で、2人を襲った「混沌」と呼ばれる吸血鬼・ネロの仕業だった。

4話：揺籠の庭

ネロとの一戦で深い傷を負った志貴が翌朝目覚めると、そこは自室のベッドの上。手当てされた傷は自分が思っていたほどひどくはなかった。目覚めた志貴に秋葉は、この数日どこで何をしていたのか執拗に尋ねる。

5話：空の弓

アルクェイドは、ネロは猟奇殺人事件とは関係なく、私を狙って現れた刺客なのだと言う。吸血鬼・ロアが真犯人であり、彼に使役されている「死者」を狩ることが彼を捜す唯一の手がかりだと志貴に話す。

6話：白い夢

志貴は数人のクラスメイトたちが行方不明になっているという噂を聞く。「もしかしたら吸血鬼に」と心配するなか、アルクェイドが再び学校に現れて遊びに誘う。志貴はそんな彼女の無邪気さにいら立ちを覚えた。

7話：蒼い咎跡

日曜日。志貴は乾たちと遊園地に遊びにいく約束をしていたが、志貴の行動を心配する秋葉が「遊園地には私も一緒についていく」と言いだした。志貴は待ち合わせ場所で、みんなを秋葉に紹介するが…。

8話：檻髪

しばらく途絶えていた猟奇殺人事件が再び発生する。しかも、それは志貴たちが出かけた遊園地で起こっていた。秋葉は遊園地から帰ってきた後、ずっと元気がなく、ついには体調を崩して寝込んでしまった。

9話：死。

顔を包帯で覆った男がナイフを手に襲いかかった。まるで「線」が見えているかのように、男は志貴の急所にナイフを突き剌そうとする。危機を免れた志貴だが胸の傷痕から血があふれ出し、その場に倒れてしまった。

10話：朱の紅月

約束を破ったことに腹を立てて志貴の部屋に押し入ってきたアルクェイド。志貴は「デートに連れていってくれたら許す」と言う彼女の言葉に渋々うなずく。これまでとは違い、2人はただ一緒に過ごすために出かけた。

11話：凶つ夜

アルクェイドの瞳が金色に変わり、志貴に向かって迫ってきた。志貴の目の前まであと一歩となった時、アルクェイドの行く手を遮るように剣が放たれる。そして、法衣を身にまとったシェルが現れた。

12話：月世界

志貴によって体を17分割されたのがきっかけで、お天気娘な性格になったアルクェイド。そんな彼女の部屋で志貴は目覚めるが、隣にいたはずのアルクェイドの姿はなく、テーブルの上には置き手紙が残されていた。