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第1話：Roughsketch<素描>

父の仕事の都合で夜見山市にある祖父母の家に引っ越してきた榊原恒一は、早々に気胸を患って入院し、1カ月遅れで夜見山北中学校の3年3組に転入した。そして教室で、眼帯をした美少女・見崎鳴を目に留める。

第2話：Blueprint<思惑>

恒一は鳴が気になり話しかけるが、鳴が答えることはなく、ただ｢気をつけたほうがいいよ｣と忠告とも取れる言葉を口にするだけだった。クラスメイトの勅使河原や望月は、そんな恒一の様子に戸惑いを隠せない。

第3話：Bonework<骨組>

鳴は恒一に26年前の3年3組に起きたある出来事を語りだす。それは、1人の生徒の死にまつわる不思議な話だった。恒一は勅使河原や桜木たちにもその話について尋ねるが、誰もが困惑して口を固く閉ざしてしまう。

第4話：Putflesh<輪郭>

ある生徒の突然の事故死により、｢3組の呪い｣の噂は一気に信憑性を増した。恒一には鳴という不思議な存在と26年前の話が、一連の出来事とつながっているように思えた。鳴はそんな学校の変化に気づいていたが…。

第5話：Buildlimbs<拡散>

恒一と親しい看護師・水野に起きた悲惨な事故以来、3年3組の緊張感はさらに高まる。恒一が知らない間に赤沢が女子の新しいクラス委員長に決まっており、彼がいない場で同級生たちが何かを話しあっていた。

第6話：Facetoface<二人>

26年前から続く「災厄」から逃れるため、代々3年3組ではある「おまじない」が行われていた。転校生の恒一がクラスに感じていた違和感も全てそれが理由だった。恒一は現状を受け入れ、鳴と行動を共にするようになる。

第7話：Spherejoint<変調>

3年3組の教室におびただしい血が流れ、すでに始まってしまった「災厄」は止められないのだと誰もが悟った。「おまじない」は中止し、赤沢たちは災厄をもたらす「死者」は誰なのかという疑問を抱く。

第8話：Hairstand<紺碧>

災厄が止まった手掛かりを知る松永は、怜子と同じく15年前の3年3組の生徒だった。恒一たちは、怜子の車で彼が働いている隣町のリゾートホテルへ向かうが留守だった。松永を待つ間、一行は海で遊ぶことにするが…。

第9話：Bodypaint<連鎖>

夜見山市の外で起きた思いがけない事故に、周囲の不安は拡大。事故の直後、松永が何かを思い出したかのようにつぶやいた｢教室｣という言葉を手掛かりに、恒一たちは15年前の3年3組があった旧校舎を調べ始める。

第10話：Glasseye<漆黒>

恒一たちは旧校舎で松永が残したテープを見つけたが、犠牲者がさらに増える。なす術がないままクラス合宿が始まり、3年3組の生徒たちは副担任の三神と千曳に引率され、宿泊先となる咲谷記念館を訪れた。

第11話：Makeup<惨劇>

鳴を「死者」と疑い憎しみの目を向ける杉浦と、階下に転落していった風見。恒一たちは2人の姿を見失い、合宿所の食堂では火の手が上がる。また望月が保管していたテープが奪われてしまい、呪われた一夜が始まった。

第12話：Standbyoneself<死者>

赤沢は鳴を「死者」だと疑い、憎しみの目で追い込んでいく。恒一は鳴をかばおうとするが、2人の姿を見失ってしまう。すでに合宿所はあちこちから火の手が上がり、収拾がつかない事態に陥っていた。